2020-11-18 第203回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
それでは、デジタル通貨についてお尋ねしたいと思いますが、ことし一月に全国銀行協会さんの新年会で大臣が御挨拶をされたときに、壇上で、左手に日銀総裁がおられて、右側に全銀協の役員の方がおられたときに、多分デジタル人民元のことを念頭にしてお話をされたと思うんですけれども、このデジタル通貨は覇権的なそういった挑戦でもあるよ、既存の国際通貨体制、ドルを基軸とした国際通貨体制に対しての挑戦でもあるよというふうにおっしゃられたと
それでは、デジタル通貨についてお尋ねしたいと思いますが、ことし一月に全国銀行協会さんの新年会で大臣が御挨拶をされたときに、壇上で、左手に日銀総裁がおられて、右側に全銀協の役員の方がおられたときに、多分デジタル人民元のことを念頭にしてお話をされたと思うんですけれども、このデジタル通貨は覇権的なそういった挑戦でもあるよ、既存の国際通貨体制、ドルを基軸とした国際通貨体制に対しての挑戦でもあるよというふうにおっしゃられたと
カーニー総裁の発想は、このSDRを実際に民間の人たちがデジタル化した形で使えるようにするという構想とよく似ていると思うんですけれども、そういう意味で全く何か変わったことを言われたというのではなくて、従来からあるドルだけに依存した国際通貨体制を、もう少しバランスよく幾つかの主要な通貨のバスケットのようなものを、SDRのようなものを国際的な取引に幅広く使うことによって、ドルに対する過度な依存が、一方で米国
戦後の国際通貨体制というのは、俗に金ドル本位制だと言われるように、ドルは金との兌換をする、各国通貨はドルとの間で固定相場を維持すると、こういう形で維持されてきたわけですが、ドル兌換が停止されて、七一年の年末にスミソニアン合意ができましたけど、そのときも米国は金兌換を受け入れなかったわけですね。
ただ、私は、前から申し上げているように、非常に脆弱になっているドルですから、余りドルをいじめないような形で、みんなで大事にしてやっていく、これが多分、今の国際通貨体制の一つの道ではないか。
世界の動きというのは、確かに、今の国際通貨体制で大丈夫だろうかという気持ちをひた隠しに隠しながら、とりあえずドルでもってやっていこうかということだと思うんです。 我々も円高で相当悩みました。これも、現実には国際通貨体制のある意味で弱みが出てきているようにも思います。では、これから円安傾向が続くかというと、必ずしもそうは言い切れない面があると思うんです。
こういう中にあって、例えば二〇〇九年の三月には中国人民銀行の周総裁が国際通貨体制の改革に関する考察を発表して、SDRというのを基軸通貨とした提言を行っている。御存じですか。さらに、同年九月には、国連がドルに代わる新しい国際通貨体制の導入を提案している。
ずっとG7、G20あるいはAPEC、財務大臣の会議もございます、中央銀行の総裁と合わせての会議が多いんですが、その中では、主要議題が今国際通貨体制の安定強化になってまいりました。
あわせて、国際通貨体制についてお伺いします。 中国が、世界第二位の経済大国として私たちの目の前にあらわれてきています。世界経済に大きな影響を与える存在です。しかしながら、中国においては、経済の世界における民主主義とも言える市場経済的な運営が完全にはなされていません。その大きな要素が為替です。
続いて、三問目は、国際通貨体制についての御質問でございました。 国境を越えた資金の大規模な移動が世界経済の不安定要因の一つになっているという指摘がございます。国際金融・通貨体制を安定させることは、ますます重要となってまいりました。
また、円の国際通貨としての利用の拡大による国際通貨体制のより一層の安定、国際貿易・投資の促進等、円の国際化を進めるような運用となるよう配意すること。 一 国際金融システムの安定化に向けこれまで以上に国際通貨基金の役割が期待される中、今後も国際通貨基金の改革が継続され着実に実行されるよう我が国としても国際通貨基金と連携しながら、主要出資国にふさわしい指導力を発揮するために注力すること。
また、円の国際通貨としての利用の拡大による国際通貨体制のより一層の安定、国際貿易・投資の促進等、円の国際化を進めるような運用となるよう配意すること。
しかし一方で、翻ってなぜこういう問題が起きてしまったのかと、これまでのやり方で本当にいいのかどうかと、世界の金融システムあるいは国際通貨体制というようなものが現状のままでいいのかどうかと、もう少し翻って深い議論も必要だろうと思います。 今後、そうした議論、原因の究明と在り方についての大臣の御認識をまず伺いたいと思います。
このユーロ誕生を目前にして新たな国際通貨体制を模索する動きが出始めていた中、一九九七年七月のタイ・バーツ切下げに端を発したアジア通貨危機は、その発生原因の一つが米ドルに過度にリンクしたアジア諸国の通貨システムであったこともあり、新たな国際通貨システム模索への議論をより加速させる結果となりました。
円の国際化でございますが、日本経済全体として為替変動の影響を受けにくくなるほか、アジア域内経済や国際通貨体制の一層の安定といった観点からも望ましいものと考えており、政府としては、今後ともその一層の推進に向け、着実に取り組んでまいります。
それで、さらに言うならば、国際通貨体制や、先ほど委員のお話にありました、アジアの経済や金融の安定というのにも資することができるのじゃないかなと思います。 円の国際化を進めていくに当たっては、円に対する信認を高めたり、それから、円の使い勝手のよさ、いろいろなインフラ整備が必要だと思いますが、これは政府だけで頑張ってもなかなかできるものではありません。
アジアの景気がかなり好転してきたというふうなこともあるんだろうと思いますけれども、改革の意欲が損なわれてきておって、IMF、国際通貨基金、そして世界銀行の巻き返しが云々というふうなことも言われておるわけでございますけれども、どのような国際通貨体制の改革の方向が打ち出されたのか、その辺御説明を願いたいと思う次第でございます。
ドルに過度に依存した国際通貨体制が是正され、世界の国々や企業、個人投資家の為替リスクが分散されて、世界経済の安定成長にとって大変望ましいと言われています。しかし、我が国は、景気回復と金融システムの再生を速やかに実現して国際的な信認を回復しなければ、国際取引におけるシェアをユーロに奪われてしまうことになりましょう。
また、我が国自身も、国際通貨体制の一層の安定に資するよう、国際通貨としての円の役割の向上などに努めていかねばなりません。 そして、世界が安定と繁栄を享受するのみならず、人々にとってより住みやすいものであるためには、地球環境問題、薬物、国際組織犯罪、難民などの国境を越えた問題への取り組みが必要であります。
また、我が国自身も、国際通貨体制の一層の安定に資するよう、国際通貨としての円の役割の向上などに努めていかなければなりません。 そして、世界が、安定と繁栄を享受するのみならず、人々にとってより住みやすいものであるためには、地球環境問題、薬物、国際組織犯罪、難民などの、国境を越えた問題への取り組みが必要であります。
我が国としては、ユーロの導入も踏まえ、円が国際的にさらに活用される環境整備を推進するとともに、国際通貨体制の安定化に取り組んでいきたいと思います。 今委員が御指摘になった二つの点に加えて、加えてというよりも、それ以上に、円そのものを使い勝手のいい通貨にする、そして、世界の人が円というものを持っていたい。
この辺については、まだ始まっていないわけでございますから大変難しい話ではございますが、ユーロ導入に伴いまして国際通貨体制というのがどういうふうになっていくのか、大蔵大臣の見解を賜りたいと思います。
国際通貨基金が引き続き国際通貨体制の中心的役割を担うためには、世界経済の拡大に応じてその資金基盤を強化することが必要とされ、先般、国際通貨基金は、その出資総額を四五%増加させる第十一次増資を行うことを決議いたしました。 同決議において、我が国の出資額は、現行の八十二億四千百五十万特別引き出し権から百三十三億千二百八十万特別引き出し権に増額されることとなります。
国際通貨基金が引き続き国際通貨体制の中心的役割を担うためには、世界経済の拡大に応じてその資金基盤を強化することが必要とされ、先般、国際通貨基金はその出資総額を四五%増加させる第十一次増資を行うことを決議いたしました。同決議において、我が国の出資額は、現行の八十二億四千百五十万特別引出権から百三十三億千二百八十万特別引出権に増額されることとなります。